eBASE株式会社

「Google Chromeバージョン37」にバージョンアップした時の影響について

2014年8月27日掲載

2014年9月10日修正

Google Chrome ブラウザのバージョンアップによって、弊社提供のWEBアプリの機能が一部影響を受ける事がわかりました。
InternetExplorer、GoogleChromeFrameを利用されている方には影響はございません。
弊社ソフトウェアにおいての影響範囲や対処方法等をご説明いたします。

症状としては、「ボタンを押した時に、ポップアップ画面を開く機能が使えなくなった」というもので、「window.showModalDialog」という関数がGoogleChromeの今回のバージョンからデフォルトでオフになってしまう為に起こります。

バージョンの確認方法

Google Chromeブラウザーのバージョン番号を確認するには、Chromeのウィンドウ右上にあるメニューボタンをクリックし、表示されるメニューから[Google Chrome について]をクリックします。すると以下のように「概要」というタブが現れて、バージョン番号が表示されます。
このバージョン番号が「37.」で始まっているものが影響を受けます。

eBASEwebでの影響範囲

eBASEweb には、今回機能制限された機能を利用していないため、影響はございません。

お客様ごとに追加開発しております内容によりましては、該当機能を利用している場合がございます為、弊社営業にご確認頂くか下記のeB-FOODSwebと同じ対処をお願い致します。

eB-FOODSwebでの影響範囲

「原材料リスト」「包材表示」「各種アドオン」等の画面で、「詳細」ボタン等を押した時にポップアップ画面が開かない場合が有ります。
バージョンアップにより解消する予定ですが、提供時期が来るまでは下記の対処方法をご利用ください。

対処方法

Google Chromeの起動オプションを使用します。まず、デスクトップにあるGoogle Chromeのショートカットアイコンを右クリックし、プロパティを開いてください。ショートカットタブに移動すると以下のような画面が表示されます。

(デスクトップにGoogle Chromeのショートカットアイコンが無い場合はこちらのページを参考に、新しくGoogle Chromeのアイコンを作成してください。)



この画面のリンク先という欄の末尾に、半角スペースを空けて『--enable-show-modal-dialog』という記述を追加してください。追加後の画面は以下のようになります。
画面上のダブルクオーテーションはお使いの環境によって無い場合がございます。どちらの場合も、ダブルクオーテーションは追加不要です。



追加しましたら、OKをクリックしてください。以上でGoogle Chromeの起動オプションの設定は終了です。この設定をしたショートカットアイコンからGoogle Chromeを起動する事で、ポップアップ画面が利用可能となります。
設定前にGoogle Chromeのウィンドウを開いていた場合は、OSを再起動してから、設定済みのショートカットアイコンから起動し直してください。

上記での対応を元に戻す方法

基本的に上記の対応に実害はございませんが、もし元に戻されたい場合は、追加した『--enable-show-modal-dialog』の記述を削除されるだけで結構です。これにより元に戻りますが、ポップアップ画面は利用できなくなります。

以前ご案内していたレジストリによる対応を元に戻す方法

上記のGoogle Chrome起動オプションによる対応により、以前ご案内していたレジストリによる対応は必要無くなりました。その為、もし既にレジストリによる対応を実行済みで、そちらを元に戻したいという方は、こちらのリンクを右クリックしてWindowsのレジストリファイルをダウンロードし、実行してください。



実行すると上記の画面が表示されますので、「はい」を押してください。お使いのOSによって表示が異なる場合があります。



上記画面が出たら、Google Chromeを再起動してください。この作業により、元に戻すことができます。