AI点検サービス

eB-foods/AI点検サービスについて

FOODSeBASE(eB-foods)が管理する「詳細な商品情報データ」、及び「独自ノウハウ」と生成AI技術を組合わせることで、食品表示法等の法的基準に基づく適合性判定業務の自動化・効率化すると同時に精度向上を支援する”AIエージェント“の新オプションです。有償・無償版全体で利用可能となり、食品業界のデジタル情報管理精度と安全管理の向上に寄与します。

新たなAI点検による
法適合性の担保

食品表示法等の法基準に沿った法適合性判定業務の効率化と精度向上を支援する新たなAI点検オプション・eB-foods/AI点検サービスを提供開始しました。

統合プラットフォームでの
運用効率化

本サービスは、 eBASEserver等の有償版及び、無償版eBASEjr.の全FOODSeBASEソフトウェア／クラウドサービスでご利用いただけ、システム全体での一貫した運用が可能です。

サプライチェーン全体の
情報精度向上に向け

これにより、食品業界全体のサプライチェーンにおける商品情報管理のデジタル精度が向上し、結果として食の安全・安心情報管理の業務効率化が一層強化されます。

法適合性判定業務の自動化による効率化、及び高精度化をさらに推進します！

開発、リリース背景①・社会的背景と商品情報管理の重要性

食の安全・安心に対する社会的関心や健康志向の高まり、さらに食品表示法などの法規制強化を背景に、商品情報の管理と開示の重要性が飛躍的に増大しています。

1.法令順守とコンプライアンス維持

食品表示法や景品表示法などの法的基準、さらには自社独自の厳しい基準に適合していることを証明し、コンプライアンスを維持するためにも、商品情報の適切な管理が必要です。

2.迅速なリスク対応

万が一、食品事故や品質問題が発生した場合、迅速な原因究明やリコール対象商品の特定、影響範囲の把握を可能にするため、体系的な情報管理が求められます。

3.説明責任の遂行

消費者や取引先に対し、商品の安全性・品質について企業としての説明責任を果たすため、正確かつ最新の商品情報の管理が不可欠です。

開発、リリース背景②・商品仕様書管理における主な課題

商品仕様書管理業務は、品質保証体制の維持や業務効率化、コスト管理の観点からも多くの課題を抱えており、属人的かつ非効率な運用が組織全体の生産性や品質リスク管理にも影響を及ぼしています。

1.人的リソースやコストの増大

法令遵守や顧客要求に対応するため、品質保証部門や商品開発部門では、仕様書の作成、点検、管理に多大な工数を要しており、人的リソースやコストの増大が大きな負担となっています

2.属人化と品質リスク

仕様書の作成や点検業務は、経験豊富な担当者の知識や目視、手作業に大きく依存しているため、ヒューマンエラーによる記載漏れや誤記、法改正情報の反映漏れなどの品質リスクが常に内在しています。

3.業務プロセス全体のリードタイムへの影響

仕様書の内容に疑義や修正事項が発生した際には、取引先や関係部門との確認やフィードバックに時間を要し、業務プロセス全体のリードタイムにも影響を及ぼします。

開発、リリース背景③・生成AIへの期待と現状の課題

近年ではAI技術の進展に伴い、こうした業務課題の解決策として生成AIの業務活用への期待が高まっています。しかし、生成AI活用においても以下のQCD課題が指摘されています。

1.生成AIの出力品質と信頼性(Quality)

生成AIの回答は、入力する指示や入力情報の質に大きく左右されます。業務に必要な精度や正確性を十分に満たせない場合があり、誤った情報(ハルシネーション）や不十分な結果が業務効率化の妨げとなることがあります

2.大量・複雑な情報とシステム連携の難しさ(Cost/Delivery)

現状の生成AIは、一度に大量の業務情報や複雑なデータを扱うことが苦手であり、情報の整理や前処理が不可欠です。また、既存の業務システムと連携し、各部門で蓄積された業務固有の情報をAIに効果的に活用させることも、技術的な課題となっています。

3.機密情報の取り扱いとガバナンス強化(Quality)

生成AI活用にあたっては、機密情報や個人情報の漏洩リスクへの十分な配慮が求められます。加えて、社内ルールの順守といった組織としてのガバナンス体制やセキュリティ強化が不可欠です。

新たなAI点検支援サービス「eB-foods/AI点検」利用イメージ図

包材表示 / 一括表示

名称	ドーナツ
原材料名	ミックス粉（国内製造）[小麦粉、砂糖、でん粉（小麦を含む）、食用油脂（大豆を含む）、脱脂粉乳、デキストリン、食塩]、食用油脂、液卵、加糖卵黄（卵を含む）、発酵バター（乳成分を含む）、食塩、でん粉
添加物名	加工でん粉（食塩含む）、トレハロース、ベーキングパウダー、カゼインNa（乳由来）、乳化剤（乳成分・大豆を含む）、香料（乳成分を含む）、増粘剤（キサンタンガム）、酸化防止剤（V.E）
内容量	6個
期限区分	賞味期限
賞味期限	パッケージ表面の上部に記載
保存方法	直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
販売者	株式会社〇〇〇　大阪府大阪市〇〇〇

[不適合]基本情報と原材料リスト登録情報との不一致が確認され、食品表示方に違反する可能性があります。

添加物名：
原材料リストの「ガゼインNa」にはアレルゲン登録はありません。
原材料リストの「キサンタンガム」の用途名は「糊料」です。
内容量：
基本情報の規格は「5個」です。

eB-foods/AI点検サービスの特徴

FOODS eBASEと生成AI技術を連携

FOODSeBASE(eB-foods)上に構築された商品仕様書情報データと独自ノウハウを加えて生成AI技術と連携させた”AIエージェント”によるAI点検支援サービス

法規制適合性を自動判定

点検項目を指定することで、食品表示法や景品表示法などの法規制への適合性を自動的に判定

属人化の解消

専門知識や経験に依存することなく、法令や顧客要求への適合性を正確かつ効率的に確認

情報セキュリティに配慮したAI点検支援

機密情報や個人情報の取り扱いにも配慮したシステム設計

eB-foods/AI点検サービスのサービスラインナップ

①eB-foods/AI点検・スタンダード

FOODSeBASE(eB-foods)が管理する詳細な商品情報をフル活用し高精度なAI点検業務を提供します。
原材料構成や品質表示情報を詳細に解析、食品表示法や景品表示法等の法令基準への適合性を自動判定。

②eB-foods/AI点検・ライト

FOODSeBASE(eB-foods)上の点検対象項目に限定し解析を行い、短時間で結果を提供します。
軽量設計により、迅速且つ効率的なAI点検業務を提供します。

eB-foods/AI点検サービスのメリット

食品業界における商品仕様書管理の点検業務のQCD業務課題を解決するために開発された、AI点検支援サービスです。「FOODS eBASE(eB-foods)」と連携し、食品表示法や景品表示法などの最新法規制に基づく商品仕様書情報の適合性判定業務を効率化し精度向上を支援します。

①業務負荷・コストの大幅削減

従来、法令遵守や顧客要求への対応のために多大な工数がかかっていた商品仕様書の作成・点検・管理業務を本サービスが自動化します。FOODS eBASE(eB-foods)に構築された商品仕様書情報と連携し、点検項目を指定することで、食品表示法や景品表示法などの法規制への適合性を短時間かつ正確に判定できます。

②業務プロセス全体の迅速化とリードタイム短縮

商品仕様書の内容に疑義や修正事項が発生した際も、本AI点検サービスが迅速に内容を判定し、関係部門や取引先との情報共有やフィードバックを円滑に行えます。これにより、確認・修正プロセスのリードタイムが大幅に短縮され、組織全体の生産性向上とリスク低減を実現します。

③属人化の解消と品質リスクの低減

本サービスによる一貫した自動点検により、これまで担当者の知識や経験、手作業に頼っていた業務から脱却できます。ヒューマンエラーや記載漏れ、法改正情報の反映漏れといった品質リスクを大幅に低減し、常に最新の法規制に基づいたチェックが可能です。

「eB-foods/AI点検サービス」画像イメージ

eB-foods/AI点検イメージ①・点検対象：包材表示 / 一括表示

eB-foods/AI点検イメージ②・法令法規選択：食品表示基準

eB-foods/AI点検イメージ③・点検結果一覧

eB-foods/AI点検イメージ④・点検結果

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